上越も冬が始まったといったところか。先週末に地元の友達と糸魚川まで走っておいて良かった。まあ、このまま雪国に突入ということはないだろうし、年内にももう一回ぐらいは走りたいと思っている。とある秘密の食堂で”たら汁”を啜りにいかないとね。
ここで早々と今年を振り返ることなどはないが、いよいよ雪が降ってくると自分だけがそんな環境を味わっているようで少しだけ弱気にもなる。まだまだふた冬目の僕には実感がないが、ただ若い頃に湯沢の岩原スキー場にあったロッジに手伝いにいっていた頃、そこのおっさんに言われたことを思い出す。
外は吹雪になってどんどんと雪はつもっていた。夜になる前にビールのケースをとりにいっておこうと外に出ると、ずぼずぼと膝の高さまで雪が積もっていた。まあ仕様がないので雪をかいて、ビールケースのおいてある小屋まで行き、その晩の分を運び込んだ。そして食堂に戻ると今かいたばかりの小屋への道があっという間にまた積もっていた。
”くそーっ！”と想いまた道を造ってやろうと立ち上がるとおっさんが言った
”やめとけ。いくらやったって同じことだ雪が納まるまで待つしかないんだ。ここ来て一緒に酒でも飲もうや”と。
ウィルスだの、異常気象だの、赤珊瑚だの、地震だの、集団的自衛権だの、また今日のラジオでは北がアメリカにハッキングをかけただのと、このところキナ臭くなって来ていて、雪に埋もれて酒を喰らっているわけにはいかないかもしれないが、雪が降ってくるとじっと起きていることに冷静に耐えながら、季節が通り過ぎるのを待つしかないのだろうかなどと思うのです。
もうすぐ親父の命日でもあり、ジョンレノンの撃ち殺された日になる。ギターを引張り出して、彼のクリスマスソングを悲しげに歌うことぐらいしか僕には出来ないのか。ガキの頃は雪が降ると嬉しくてたまらなくて、二十歳過ぎても雪の日は誰よりも朝早く明治神宮の広場に足跡を付けていた。
実はヤバいことって来るぞ来るぞと言っているうちに突然やって来たりするもんだよね。
まあ来週にはもしかしたら気温も上がり、僕の特別食堂にバイクで走れるだろう。一時の走りだけで良いんですよ。こんなもん。何よりバイクです。
No mater what you do ! Just we have the RIGHT of the bikers way.
Who knows ! So what ! Happy Xmas.
というTシャツを作ってみました。